突発
「突発的な事故」などのように使う「突発」という言葉。
「突発」は、音読みで「とっぱつ」と読みます。
「突発」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「突発」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
突発の意味
「突発」には次の意味があります。
・思いがけないときに、急に事件などが起こること。突然に発生すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「突発」をわかりやすく言うと「いきなり起こること」という意味になります。
「突発」は「突発的」と使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・突発的な仕事の発生で、自分のペースで仕事ができないことがよくある。
(出典:高橋伸夫『できる社員は「やり過ごす」』)
・あれが突発的に起こってしまった殺人だったとすればどうか。
(出典:竹本健治『匣の中の失楽』)
・なにか突発事故が発生したときのために用意された自家用発電機だった。
(出典:荒俣宏『帝都物語6』)
・何の実際的な計画もたたないうちに、思いがけない事態が突発してきた。
(出典:瀬戸内晴美『美は乱調にあり』)
・どう考えても、何か突発的なことがあったらしいとしか思えなかった。
(出典:東野圭吾『白夜行』)
類語
・偶発(ぐうはつ)
意味:偶然に発生すること。思いがけずに起こること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・突然(とつぜん)
意味:予期しないことが急に起こるさま。だしぬけであるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・激発(げきはつ)
意味:はげしい勢いで起こること。事件などが勃発すること。(出典:デジタル大辞泉)
・勃発(ぼっぱつ)
意味:急に起こること。突然に発生すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・突如(とつじょ)
意味:何の前触れもなく物事が起こるさま。だしぬけであるさま。(出典:デジタル大辞泉)