突然
「突然なにかが飛び出してきた」などのように使う「突然」という言葉。
「突然」は、音読みで「とつぜん」と読みます。
「突然」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「突然」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
突然の意味
「突然」には次の意味があります。
・予期しないことが急に起こるさま。だしぬけであるさま。(出典:デジタル大辞泉)
物事が突如として起こるさまを表す言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ある日のこと四、五人の学生が突然わたしの部屋に入って来た。
(出典:魯迅『頭髪の故事』)
・突然、私は自分がいろいろなことに抵抗して生きていることを苦痛に思った。
(出典:久坂葉子『灰色の記憶』)
・そして音を立てない様に袋を床に置くと突然電燈を消してしまった。
(出典:国枝史郎『赤い手』)
・しかし突然感じたのは、こいつはいけねえ、首を斬られるんじゃねえか。
(出典:魯迅『阿Q正伝』)
・ところが、突然にこの少年の勝利が破られてしまうようなことが起った。
(出典:ルブラン・モーリス『奇巌城』)
類語
・急(きゅう)
意味:物事が前触れなく突然に起こるさま。にわか。だしぬけ。(出典:デジタル大辞泉)
・急遽(きゅうきょ)
意味:急に物事が行われるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不意(ふい)
意味:思いがけないこと。意外であること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・突如(とつじょ)
意味:何の前触れもなく物事が起こるさま。だしぬけであるさま。突然。(出典:デジタル大辞泉)
・いきなり
意味:何の前触れもなく急に事が起きるさま。突然。ゆきなり。(出典:デジタル大辞泉)