スポンサーリンク

空白とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

空白

「空白を埋める」などのように使う「空白」という言葉。

「空白」は、音読みで「くうはく」と読みます。

「空白」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「空白」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

空白の意味

「空白」には次の三つの意味があります。

1 空が白いこと。
2 紙面などの、本来文字があるべき部分に何も書いてないこと。また、その部分。
3 本来行なわれるべきであるのに、何も行なわれないこと。欠けてむなしい状態にあること。また、そのような時間や空間。ブランク。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

空白の意味①「空が白いこと。」

「空白」の一つ目の意味は「空が白いこと。」です。

この場合の「空白」は、空の色を指します。「ふと、上を見上げると、空白の空が広がっている」という文で、「ふと、上を見上げると、白い空が広がっている」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・なぜ天体を月と惑星だけにして、残りの空は空白にしておかなかったんだ? 
(出典:フィリップ・J・ファーマー『階層宇宙シリーズ 4 地球の壁の裏に』)

・青い空の一部が破れてところどころ空白になっていた。
(出典:町田康『パンク侍、斬られて候』)

・陸地は日光をむさぼり食っており、はるか彼方の海岸線にそって、空白の大海がうす霧の中に滑らかに光っており、はがねの壁が空に立ち昇ろうとしているように見える。
(出典:コンラッド/蕗沢忠枝訳『ロード・ジム(下)』)

類語

白む(しらむ)
意味:白くなる。特に、夜が明けて空やあたりが薄明るくなる。(出典:デジタル大辞泉)

薄曇り(うすぐもり)
意味:空がほぼ全体的に薄く雲に覆われていること。(出典:デジタル大辞泉)

曇天(どんてん)
意味:くもり空。くもった天気。また、その日。くもり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

空白の意味②「紙面などの、本来文字があるべき部分に何も書いてないこと。また、その部分。」

「空白」の二つ目の意味は「紙面などの、本来文字があるべき部分に何も書いてないこと。また、その部分。」です。

「テストの解答欄は、ほとんど空白となっている」という文で、「テストの解答欄には、ほとんど何も書かれていない」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私は心を驚かされた感がしてその空白の多い一枚の紙を見入つてゐた。
(出典:水野葉舟『かたくり』)

・だからこそ、このアルバムには空白の部分を作らざるをえなかったんです。
(出典:今邑彩『鋏の記憶』)

・形としては一ページに一日分ずつ記入できるようになっているが、空白が多い。
(出典:宮部みゆき『レベル7』)

類語

空欄(くうらん)
意味:文字が書いてない空白の欄。(出典:デジタル大辞泉)

余白(よはく)
意味:字や絵などが書いてある紙面で、何も記されないで白く残っている部分。(出典:デジタル大辞泉)

白紙(はくし)
意味:書くべきところに、何も書いてない紙。(出典:デジタル大辞泉)

空白の意味③「本来行なわれるべきであるのに、何も行なわれないこと。欠けてむなしい状態にあること。また、そのような時間や空間。ブランク。」

「空白」の三つ目の意味は「本来行なわれるべきであるのに、何も行なわれないこと。欠けてむなしい状態にあること。また、そのような時間や空間。ブランク。」です。

この場合の「空白」は、空間や時間、精神的な隙間を表すときに使われます。「棚に空白ができる」で、「棚に物が置いてあったが、その物がなくなり隙間ができる」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・わずか数時間の空白がこれほど恐ろしいものだとは思ってもみなかった。
(出典:秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その1』)

・棚のものの位置を注意して動かし、そこからものが消えた空白を埋めた。
(出典:小野不由美『十二国記 6 風の万里 黎明の空(上)』)

・あえて言うなら、不意に訪れた会話の空白に引っ張られての発言だった。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)

類語

隙間(すきま)
意味:物と物との間の、わずかにあいている所。(出典:デジタル大辞泉)

ブランク
意味:本来継続するはずの物事の中で欠けている部分。(出典:精選版 日本国語大辞典)

穴が開く(あながあく)
意味:欠損した状態になる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

タイトルとURLをコピーしました