称号
「称号を与える」などのように使う「称号」という言葉。
「称号」は、音読みで「しょうごう」と読みます。
「称号」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「称号」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
称号の意味
「称号」には次の意味があります。
・呼び名。特に、身分・資格などを表す呼び名。(出典:デジタル大辞泉)
「称号」には多種多様なものがあります。
具体的には、天皇、皇帝、国王、大統領、首相、侯爵、男爵、博士、学士、弁護士、名誉会長、名誉市民、マイスターなど、この他にも非常に多くの称号が存在します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・第三十章 野心家 貴族はもはやただ一つ、公爵という称号があるのみ。
(出典:スタンダール『赤と黒』)
・魔道師の称号をもつキハノでなければ、とてもこれに耐えられなかった。
(出典:流星香『プラパ・ゼータ 5 闇色の魔道士』)
・国民のいない政府、兵士のいない軍隊でも、地位や称号はほしいらしい。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 4 策謀篇』)
・この場合、夫人とは女神の称号のことで、誰かの妻という意味ではない。
(出典:田中芳樹『創竜伝 第4巻』)
・彼とても、ふつう枢機卿に与える称号がどんなのだかは知っていたのだ。
(出典:アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(上)』)
類語
・呼称(こしょう)
意味:名づけて呼ぶこと。また、その名。呼び名。称呼。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・名目(めいもく)
意味: 物の名称。物事の呼称。また、表面上の理由。口実。みょうもく。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・肩書(かたがき)
意味:その人を特徴づける社会的な地位・称号など。(出典:デジタル大辞泉)
・尊号(そんごう)
意味:尊んでいう称号。尊称。特に、天皇・上皇・皇后・皇太后などの称号。(出典:デジタル大辞泉)
・敬称(けいしょう)
意味:人名や官職名などの下につけて、または単独に用いて、その人に対する敬意を表す語。「様」「先生」「閣下」など。(出典:デジタル大辞泉)