秘訣
「成功の秘訣」などのように使う「秘訣」という言葉。
「秘訣」は、音読みで「ひけつ」と読みます。
「秘訣」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「秘訣」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
秘訣の意味
「秘訣」には次の意味があります。
・最も効果的で、しかも人に知られていない方法。取っておきの手段。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「秘訣」をわかりやすく言うと「多くの人に、あまり知られていない効果的な方法」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・好きこそ物の上手といふ諺ことわざ文学芸術の道に名をなす秘訣と知るべし。
（出典：永井荷風『小説作法』）
・このように、目標に向けて思いを集中させることが成功の秘訣である。
（出典：講談社辞典局編『日英対照実用ことわざ辞典』）
・昔、ちょっとした話の流れで、商売の秘訣はと彼女に訊いたことがある。
（出典：水野良『魔法戦士リウイ ファーラムの剣 呪縛の島の魔法戦士』）
・いかに夢中になれるかが、あとは成功の秘訣になろうかと思うんです。
（出典：斎藤栄『ミステリーを書いてみませんか』）
・人に見られ続けることが若さを保つ秘訣だと、何かの本で読んだ記憶がある。
（出典：奥田英朗『邪魔』）
類語
・蘊奥（うんおう）
意味：学問・技芸などの最も奥深いところ。（出典：デジタル大辞泉）
・神髄（しんずい）
意味：その道の奥義。物事の本質。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・秘術（ひじゅつ）
意味：秘密にして人に明かさない術。（出典：デジタル大辞泉）
・奥義（おうぎ）
意味：学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。（出典：デジタル大辞泉）
・秘奥（ひおう）
意味：物事の奥底。奥深くて知りにくいさま。（出典：精選版 日本国語大辞典）
