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秋波とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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秋波

「秋波を送る」などのように使う「秋波」という言葉。

「秋波」は、音読みで「しゅうは」と読みます。

「秋波」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「秋波」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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秋波の意味

「秋波」には次の意味があります。

美人の涼しげな美しい目もと。また、女性のこびを表わす色っぽい目つき。いろめ。ながしめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「秋波を送る」と使われることが多く、この場合は「色目を送る」つまり「相手(異性など)の関心を引こうとする」という意味になります。

「秋波」はもともと中国語で美人の涼しげな目元をたとえたことに由来する言葉です。
英語では「sheep’s eye」(羊の目)といいます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語については下記の通りです。

使い方・例文

・情熱的なたちで、もっぱら女のほうから光國に秋波を送った。
(出典:冲方丁『光圀伝』)

・あいつににっこり秋波をおくられると、身内がゾクゾクするようじゃ。
(出典:横溝正史『羽子板娘』)

・ロシアが日本に秋波をおくっていたことも、これでよくわかる。
(出典:大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』)

・さる帽子屋で帽子を買ったとき、道楽者のやっこさん、そこの女房に秋波を送ったものらしいね。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』)

・女は積極的に男の気をひいて、ひっかかって来た男の視線をとらえると、大胆な秋波を送った。
(出典:モーム/田中西二郎訳『幸福』)

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類語

誘惑(ゆうわく)
意味:さそって心をまどわすこと。よくないことにさそい込むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

婀娜(あだ)
意味:色っぽく、なまめかしいさま。特に、近世末期には、粋な感じも含んでいった。(出典:精選版 日本国語大辞典)

魅了(みりょう)
意味:人の心をすっかりひきつけてしまうこと。夢中にさせてしまうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

扇情的(せんじょうてき)
意味:感情をあおりたてるさま。情欲をそそるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

臈長けた(ろうたけた)
意味:年功を積んだ者が持つような洗練された美しさがある。気品が身につく。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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