禁断
「禁断の恋」などのように使う「禁断」という言葉。
「禁断」は、音読みで「きんだん」と読みます。
「禁断」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「禁断」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
禁断の意味
「禁断」には次の意味があります。
・ある行為をかたく禁止すること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「してはいけないこと」という意味です。
「禁断の場所」で「入ってはいけない場所」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・食べ物のためなら、これ以上に禁断の場所にでも、はいって行ったろう。
(出典:バローズ『火星シリーズ7 火星の秘密兵器』)
・あの調査隊の男が禁断の書を所持していたというどんな証拠が自分にあるのか?
(出典:アンドレ・ノートン『太陽の女王号・シリーズ(全2巻) 1 大宇宙の墓場』)
・禁断の書と評価されそうな本が、いったいいくつあることか。
(出典:水野良『剣の国の魔法戦士』)
・そしてそれは、当時は禁断の地とされていた梯子山に運び込まれた。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』)
・青年の友人たちのうちにも、あの禁断の隠遁場所をかいま見た者はいない。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集2-6 チャールズ・ウォードの奇怪な事件-4-変容と狂気』)
類語
・御法度(ごはっと)
意味:一般に禁じられていること。(出典:デジタル大辞泉)
・遵守(じゅんしゅ)
意味:法律や道徳・習慣を守り、従うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・誓約(せいやく)
意味:固く誓うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・守秘(しゅひ)
意味:秘密を守ること。(出典: デジタル大辞泉 )
・義務(ぎむ)
意味:人が、その立場や職分に応じて、しなければならないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)