神童
「彼は神童と呼ばれていた」などのように使う「神童」という言葉。
「神童」は、音読みで「しんどう」と読みます。
「神童」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「神童」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
神童の意味
「神童」には次の意味があります。
・才知の極めてすぐれている子供。非凡な才能をもった子供。(出典:デジタル大辞泉)
「神童」をわかりやすく言うと「物凄い才能を持った子ども」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・神童だと騒がれていたのに成長したらただの凡人だったという典型だよ。
(出典:幸田真音『傷 邦銀崩壊(上)』)
・ポールは双子のうちのもの静かなほうで、一家の神童と考えられていた。
(出典:クーパー『(闇の戦い1)光の六つのしるし』)
・若い頃は幾つもの美術賞を受賞し、郷里では神童と呼ばれたこともあった。
(出典:牧野修『だからドロシー帰っておいで』)
・彼は記憶力も良く耳も鋭敏であったが、いわゆる神童ではなかった。
(出典:中村紘子『ピアニストという蛮族がいる』)
・お父さんは政府の高官で、ミュッセは神童と呼ばれた美少年だったんですよ。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 14 “文学少女”見習いの、卒業。』)
類語
・怪童(かいどう)
意味:からだが図抜けて大きく、怪力のある子供。(出典:デジタル大辞泉)
・異才(いさい)
意味:人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。異能。異材。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・秀才(しゅうさい)
意味:非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。(出典:デジタル大辞泉)
・非凡(ひぼん)
意味:平凡でないこと。通常でないこと。特にすぐれていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・鬼才(きさい)
意味:人間とは思われないほどのすぐれた才能。また、その持主。(出典:精選版 日本国語大辞典)