祝勝
「勝利を祝して祝勝会が開かれた」などのように使う「祝勝」という言葉。
「祝勝」は、音読みで「しゅくしょう」と読みます。
「祝勝」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「祝勝」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
祝勝の意味
「祝勝」には次の意味があります。
・勝利を祝うこと。戦勝を祝うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「祝勝」とは、勝負事で勝ったときにそれを祝うことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・祝勝気分はすでに木っ端微塵に吹き飛び、虚しさがその場を支配しはじめていた。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
・いつもなら近所にある夜間も営業するレストランで済ませるところだが、今日ばかりはほとんどの店が閉店状態だし、開いている店があったとしても祝勝記念でやかましいことになっているに違いない。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス10 コンプレックス・デイズ』)
・これらの手紙を静かに書いてゐるといふことが、弘雄は今日の祝勝の気分に何よりもふさはしいとおもはれた。
(出典:牧野信一『サクラの花びら』)
・そんな勝ち方をしたライダーは彼の前にも後にもいないそうで、しかも優勝当日、祝勝パーティの会場から忽然と姿を消し、それきり行方不明なのだ。
(出典:大迫純一『ゾアハンター 2 ウリエルの娘』)
・聖戦祝勝の気運をもってひた押しに一九三七年は暮れようとしているのであるが、さて、ここで再び人類の文学にとって興味つきざるヒューマニズムの問題に立ち戻って見たいと思う。
(出典:宮本百合子『今日の文学の展望』)
類語
・祝福(しゅくふく)
意味:幸福を喜び祝うこと。また、幸福を祈ること。(出典:デジタル大辞泉)
・祝う(いわう)
意味:めでたい物事を喜ぶ。(出典:デジタル大辞泉)
・目出度い(めでたい)
意味:喜び祝うに値するさま。喜ばしい。(出典:デジタル大辞泉)
・慶賀(けいが)
意味:喜び祝うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・祝賀(しゅくが)
意味:めでたいこととして喜び祝うこと。(出典:デジタル大辞泉)