礼賛
「礼賛する」などのように使う「礼賛」という言葉。
「礼賛」は、音読みで「らいさん」と読みます。
「礼賛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「礼賛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
礼賛の意味
「礼賛」には次の意味があります。
・ すばらしいものとして、ほめたたえること。また、ありがたく思うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「先人の研究を礼賛する」であれば、「先人の研究をすばらしいものとして、褒めたたえる」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・手作りであることが、ただそれだけで無条件に礼賛されるわけではない。
(出典:浜野サトル『新都市音楽ノート』)
・彼は、幸福な自由と楽しい友人を与えられているドイツの大学生活の礼賛者だった。
(出典:モーム/北川悌二訳『人間の絆(上)』)
・これは私にとって、甘美な自己礼賛を安価に手に入れる好機である。
(出典:メルヴィル/柴田元幸訳『書写人バートルビー』)
・デイジーが子どもたちに、温順さを礼賛し教えこんでいることも知っていた。
(出典:マッカラーズ/河野一郎訳『心は孤独な狩人』)
・また閣下の政治的大手腕については、これからのほかの方々の御礼賛にゆだねたか。
(出典:山田風太郎『エドの舞踏会 山田風太郎明治小説全集8』)
類語
・賛美(さんび)
意味:ほめたたえること。(出典:デジタル大辞泉)
・賞賛(しょうさん)
意味:ほめたたえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・賛嘆(さんたん)
意味:深く感心してほめること。(出典:デジタル大辞泉)
・称揚(しょうよう)
意味:ほめたたえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・絶賛(ぜっさん)
意味:この上ない称賛。(出典:デジタル大辞泉)