確固
「確固たる信念を感じる」などのように使う「確固」という言葉。
「確固」は、音読みで「かっこ」と読みます。
「確固」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「確固」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
確固の意味
「確固」には次の意味があります。
・ しっかりして動かないさま。確かなさま。(出典:デジタル大辞泉)
「確固たる信念」であれば、「揺るがない信念」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・つい昨日まで、それは石像みたいに確固と自分の中にあったはずなのに。
(出典:井上荒野『だりや荘』)
・自己が生きていく上で確固としたものが定まっていないのは当然であろう。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・自分のそういう判断には、詩織は確固とした信念のようなものがあった。
(出典:内田康夫『浅見光彦殺人事件』)
・これは技術・経済の面におけるほど確固とした証拠はありません。
(出典:石田英一郎『日本文化論』)
・彼も阿部夫婦に確固としたアリバイがあることを知っていたわけです。
(出典:西村京太郎『みちのく殺意の旅』)
類語
・確り(しっかり)
意味:考えや人柄などが堅実で信用できるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・堅牢(けんろう)
意味:物がしっかりと、壊れにくくできていること。(出典:デジタル大辞泉)
・強固(きょうこ)
意味:強くしっかりして、ゆるがないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・頑強(がんきょう)
意味:がっしりとして丈夫なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・確(かく)
意味:かたく決めて動かないさま。(出典:デジタル大辞泉)