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硝子細工とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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硝子細工

「硝子細工作りを体験する」などのように使う「硝子細工」という言葉。

「硝子細工」は、訓読みで「がらすざいく」と読みます。

「硝子細工」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「硝子細工」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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硝子細工の意味

「硝子細工」には次の意味があります。

・ガラスを加熱して柔らかくして種々の細工物を作ること。また、そうしてできあがった製品。(出典:硝子細工)

地域によって様々な呼び名の硝子細工があり、有名なものだと関東地方では江戸切子、北海道だと小樽硝子、沖縄だと琉球ガラスなどと言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・透明な硝子細工の鈴が鳴っているような、あるいは小鳥の囀さえずりにも似た。軽やかな、それでいて忍びやかな。
(出典:綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂6-2-8』)

・だが、或ある時を境にして何かが、青爾の硝子ガラス細工のような魂に罅ひびを入れ始めた。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)

・ただそう語る父の瞳が硝子細工のように無機質で、ひどく不安になったコトだけを覚えている。
(出典:奈須きのこ『月姫 遠い葦切(秋葉・ノーマルエンド)』)

・彼は常に、壊れやすい硝子細工として自分の肉体を意識し、精神をもその中に閉じこめてしまう。
(出典:福永武彦『第一随筆集 別れの歌』)

・ところが十勝行もその年の中に二回、次の年にも三回という風に度重たびかさなって行くと、不思議なことには雪の結晶が段々大きく見えて来て、それに硝子細工ガラスざいくか何かのように勝手に弄いじり廻まわすことが出来るようになって来た。
(出典:中谷宇吉郎『雪雑記』)

類語

・ガラス
意味:食器などに使われる素材で,石灰,ケイ砂,炭酸ソーダなどを原料に製造.(出典:栄養・生化学辞典)

・細工物(さいくもの)
意味:物に細工を施すこと。また、その細工した物。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・割れ物(われもの)
意味:陶磁器・ガラス製品など、割れやすい物。(出典:デジタル大辞泉)

・陶磁器(とうじき)
意味:陶器と磁器の総称。すなわち、土や粉末状の鉱物を練って成形し、素焼きした後、釉薬を施してさらに焼いて作るもの。(出典:食器・調理器具がわかる辞典)

・焼物(やきもの)
意味:陶器・磁器・土器など、土や石の粉末を焼いて作ったものの総称。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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