砂丘
「砂丘を下る」などのように使う「砂丘」という言葉。
「砂丘」は、音読みで「さきゅう」と読みます。
「砂丘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「砂丘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
砂丘の意味
「砂丘」には次の意味があります。
・風で運ばれた砂が堆積してできた小高い丘。乾燥地域に多くみられるが,湿潤地域でも乾いた砂があり,風が強く砂を止める障害物があると海岸や広い河原などに形成される。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「砂丘」をわかりやすく言うと「砂でできた丘」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・やがて、高さ一メートルあまりの砂丘に達し、それを右に見て進んだ。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『さまよえる湖』)
・まるまる一日の砂丘の旅で、布に覆われていなかった手は赤くなっていた。
(出典:喬林知『今日からマ王 第3巻 「今夜はマのつく大脱走!」』)
・まったく正反対なのに、それは砂丘から砂が流れる音のように聞こえる。
(出典:近藤史恵『散りしかたみに』)
・砂丘群の向うにはタクラマカン沙漠が海のように拡がっているのである。
(出典:井上靖『私の西域紀行(下)』)
・緑の白楊樹は砂丘の間の地にのみ生えているという発見をした。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』)
類語
・高地(こうち)
意味:標高の高い土地。(出典:デジタル大辞泉)
・丘陵(きゅうりょう)
意味:山頂高度がほぼそろった標高約 300mの小起伏地をさす。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・台地(だいち)
意味:平坦面の縁を急斜面で限られた比較的標高の低い台状の地形。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・高台(たかだい)
意味:茶碗や鉢の底につけられた低い円環状の台部。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・岳(がく)
意味:ごつごつと高く険しい山。(出典:デジタル大辞泉)