石畳
「石畳が続く」などのように使う「石畳」という言葉。
「石畳」は、「いしだたみ」と読みます。
「石畳」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「石畳」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
石畳の意味
「石畳」には次の意味があります。
・畳のように敷かれた石というのが原義。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
「石畳」をわかりやすく言うと「庭や道路に敷石をひいたところ」という意味になります。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・里が近づくにつれて道も石畳にかわり、過ぎゆく人の数も増してきます。立ち並ぶ家々も一様ではありません。
(出典:田中ロミオ『人類は衰退しました-2』)
・石畳のような地面が少し続き、ある地点から土が剥き出しになっている。
(出典:佐竹彬『カクレヒメ 第2巻』)
・自動車を降りて石畳の道を歩き出したときから小笠原は胸が鳴り出した。
(出典:新田次郎『昭和新山』)
・ちゃんと石畳の上に置かれた椅子の上に宿屋の主人は座すわっていたのだ。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編4 夢の涯』)
・石畳には、わざと日の光のこぼれる穴でも作ったように日が洩れていた。
(出典:新田次郎『昭和新山』)
類語
・庭石(にわいし)
意味:庭園に使われる石の総称(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・敷石(しきいし)
意味:庭や外構、駐車場、エントランス周辺などの地面に敷く石のこと(出典:リフォーム用語集)
・飛び石(とびいし)
意味:日本庭園で、歩行のために置かれる石。(出典:家とインテリアの用語がわかる辞典)