矮小
「矮小な考え方」などのように使う「矮小」という言葉。
「矮小」は、音読みで「わいしょう」と読みます。
「矮小」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「矮小」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
矮小の意味
「矮小」には次の意味があります。
・丈が低く形の小さいこと。転じて、こぢんまりしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「矮小」とはつまり「小さいこと、小さな様子」という意味です。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いかに自分が矮小であるかということもそれに従って明らかになって来た。
(出典:和辻哲郎『自己の肯定と否定と』)
・自分たちはこの宇宙で恐ろしく矮小な存在に過ぎないというのだから。
(出典:梅原克文『カムナビ(下)』)
・しかし、実際にそこに参加する者たちのなんと惨めで矮小なことだろうか。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料IX 対立の町<下>』)
・すべてを知った気になって一方的な世話を焼き、矮小な白己満足を得て悦に入る。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 3』)
・そもそも、神が人間と同じ感情を持つと考えること自体、神を矮小化しているのではないのか?
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
類語
・未熟(みじゅく)
意味:学問や技術などの経験・修練がまだ十分でないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・短小(たんしょう)
意味:長さが短くて形が小さいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
意味:多数の中のごく一部分。取るに足りないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・群小(ぐんしょう)
意味:たくさんの小さいもの。また、多くの取るに足らないことやもの。(出典:デジタル大辞泉)
・三寸(さんずん)
意味:3寸くらいのもの。また、短いもの、薄いものなどのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)