着色
「着色料」などのように使う「着色」という言葉。
「着色」は、音読みで「ちゃくしょく」と読みます。
「着色」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「着色」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
着色の意味
「着色」には次の意味があります。
・物に色をつけること。また、その色。(出典:デジタル大辞泉)
絵具や染料などでものに色をつけることを意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いや、モノクロ写真に赤の部分だけが着色されていたと言ったら良いだろうか。
(出典:半村良『赤い酒場』)
・ウイスキーは色を調整するため、カラメルなどで着色するのが普通である。
(出典:川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』)
・古代のエジプトにおいて、すでに金属の着色やメッキの方法の研究がなされていた。
(出典:星新一『きまぐれ星のメモ』)
・しかも、いずれも、赤の着色は死体から流れた血を用いるという陰惨な方法で。
(出典:霞流一『フォックスの死劇』)
・それからヘルメットを頭にとりつけ着色眼鏡を眼の上に引きおろした。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 2 ステンレス・スチール・ラットの復讐』)
類語
・色付け(いろつけ)
意味:物に色をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・彩色(さいしき)
意味:色をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・染める(そめる)
意味:色にそまるようにする。また、においなどを深く入り込ませる。(出典:デジタル大辞泉)
・彩る(いろどる)
意味:色をつける。彩色する。(出典:デジタル大辞泉)
・色付(いろづく)
意味:色がつく。変色する。(出典:精選版 日本国語大辞典)