省庁
「春から省庁に勤める」などのように使う「省庁」という言葉。
「省庁」は、音読みで「しょうちょう」と読みます。
「省庁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「省庁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
省庁の意味
「省庁」には次の意味があります。
・「外務省」「法務省」など「省」と呼ばれる役所と、「防衛庁」「文化庁」など「庁」と呼ばれる役所。日本で中央官庁の総称。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「省庁」は「省」と「庁」を一つにまとめた言葉で、どちらも「日本の法律に基づいて政治を行う機関」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでもその省庁に影響力が強い議員には、関係業者が献金してくる。
(出典:松本清張『迷走地図(上)』)
・省庁あって国家無し、というのは、今に始まった話ではないのです。
(出典:養老孟司『バカの壁』)
・関係する各省庁が、ことの重大さを理解するのには時間がかかった。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!1 戦うボーイ・ミーツ・ガール』)
・この時刻、各省庁にいるのはたいがい宿直役のごく少数の官吏たちだった。
(出典:雪乃紗衣『彩雲国物語 3 花は紫宮に咲く』)
・政府刊行物センターにいけば、日本の各省庁の行政に関する情報がいつでも手に入る。
(出典:佐々淳行『謎の独裁者・金正日 テポドン・諜報・テロ・拉致』)
類語
・体制(たいせい)
意味:社会制度を全体として構造的にとらえ,統一的に解釈するときにいう。(出典:百科事典マイペディア)
・官庁(かんちょう)
意味:法律によって定められた国家的な事務を取り扱う国家の機関。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・官憲(かんけん)
意味:役所。行政官庁。その筋。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・当局(とうきょく)
意味:その事を処理する任務を持つこと。また、その人やその機関。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・政府(せいふ)
意味:政治を行なうところ。内閣および内閣の下にあって行政をつかさどる機関。(出典:精選版 日本国語大辞典)