相席
「喫茶店で相席になる」などのように使う「相席」という言葉。
「相席」は、訓読みで「あいせき」と読みます。
「相席」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「相席」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
相席の意味
「相席」には次の意味があります。
・飲食店などで、見知らぬ客と同じ席につくこと。(出典:デジタル大辞泉)
混雑している場合などに、知らない人と同じテーブルの席になることを言います。
「合席」と表記することもできます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ホテルのレストランで相席になった女性も、水しか飲みません。
(出典:山崎紀美子『やりなおし基礎英語』)
・四人掛けのボックスを二人で占領していた浦上と谷田は相席を求められた。
(出典:津村秀介『紅葉坂殺人事件』)
・建物の裏側の地下のホールで、丁度客が立ち、相席で坐ることが出来た
(出典:石原慎太郎『化石の森』)
・受験生同士の相席はないが、母親が向かい合って坐っているのは何組かいる。
(出典:宮脇俊三『汽車旅12カ月』)
・時間を少しずらしてきたので並ばずにはすんだが、それでも相席だった。
(出典:牧野修『屍の王』)
類語
・同席(どうせき)
意味: 同じ席に居合わせること。(出典:デジタル大辞泉)
・同座(どうざ)
意味:同じ席または場所に居合わすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・同伴(どうはん)
意味:一緒に連れ立って行くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・諸共(もろとも)
意味:行動を共にするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・相乗り(あいのり)
意味:本来は別々に利用する人たちが、一つの乗り物に同乗すること。(出典:デジタル大辞泉)