相乗効果
「相乗効果を狙う」などのように使う「相乗効果」という言葉。
「相乗効果」は、音読みで「そうじょうこうか」と読みます。
「相乗効果」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「相乗効果」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
相乗効果の意味
「相乗効果」には次の意味があります。
・二つ以上の要因が同時に働いて、個々の要因がもたらす以上の結果を生じること。（出典：デジタル大辞泉）
「相乗効果」という言葉をわかりやすく言うと、「複数の要素が合わさって、さらなる成果を上げること」ということになります。ビジネスシーンで使われる「シナジー効果」と同意になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・幸か不幸か、濃い湯気と彼女の近眼が相乗効果を発揮しているらしい。
（出典：片山憲太郎『紅 第3巻 ~醜悪祭~ (上)』）
・少女の瞳の美しさとボクの美しさの相乗効果でものすごく美しい。
（出典：沖田雅『先輩とぼく 00』）
・もちろん手を抜かなければ、その相乗効果で、大名作となるにちがいない。
（出典：星新一『きまぐれ博物誌』）
・神器と騎士本人の力の相乗効果であろう、ということくらいしか解明できていない。
（出典：九里史生『SAO-Web-0406-第八章1』）
・それらがお互いの相乗効果を得て空間をゆがませてしまうのではないだろうかと思うほどの強力な邪眼となっている。
（出典：奈須きのこ『歌月十夜-9 翡翠ちゃん、反転衝動!』）
類語
・シナジー（synergy）
意味：経営戦略で、各部門の相乗作用を活用した効果として利益を生みだすこと。（出典：デジタル大辞泉）
・化学反応（かがくはんのう）
意味：複数のものが組み合わされて、予想しなかった効果の生じること。（出典：デジタル大辞泉）
・連鎖（れんさ）
意味：物事が互いにつながっていること。また、そのつながり。（出典：デジタル大辞泉）
・作用（さよう）
意味： 他のものに力を及ぼして影響を与えること。また、その働き。（出典：デジタル大辞泉）
・影響（えいきょう）
意味：物事の力や作用が他のものにまで及ぶこと。また、その結果。（出典：デジタル大辞泉）
