直向き
「直向きな性格」などのように使う「直向き」という言葉。
「直向き」は、訓読みで「ひたむき」と読みます。
「直向き」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「直向き」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
直向きの意味
「直向き」には次の意味があります。
・一つの物事だけに心を向けているさま。忍耐強く、いちずに打ち込むさま。(出典:デジタル大辞泉)
「直向きな性格」で「いちずで真っ直ぐな性格」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その表情は真剣で、この上なく直向きなものだった。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第10巻』)
・彼と彼を巡る者たちは、精一杯に、直向きに生きたのだから。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』)
・ただ、四十七歳の今も、少年の頃から変わらぬ直向きな眼差しを自分に注ぐこの男を、じっと見返していた。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
・きっと人は、直向きに死を想う。
(出典:岩井志麻子『楽園(ラック・ヴィエン)』)
・直向きで真っ直ぐな叫び。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第16巻』)
類語
・血眼(ちまなこ)
意味:他のすべてを忘れて一つの事に熱中すること。(出典:デジタル大辞泉)
・一路(いちろ)
意味: (副詞的に用いて)寄り道せずまっすぐに進むこと。 (出典:デジタル大辞泉)
・凝り固まる(こりかたまる)
意味:一つの事にだけ熱中して、他の事を顧みなくなる。(出典:デジタル大辞泉)
・愚直(ぐちょく)
意味:正直なばかりで臨機応変の行動をとれないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・無我夢中(むがむちゅう)
意味:一つのことに心を奪われて我を忘れてしまうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)