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盲目とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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盲目

「恋は盲目」などのように使う「盲目」という言葉。

「盲目」は、音読みで「もうもく」と読みます。

「盲目」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「盲目」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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盲目の意味

「盲目」には次の二つの意味があります。

1目の見えないこと。
2他のものが目に入らず、理性的な判断ができないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

盲目の意味①「目の見えないこと。」

「盲目」の一つ目の意味は「目の見えないこと。」です。

病気や怪我など、何らかの事情で目が見えないことを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・わたしたちは盲目だったけれど、あなたのおかげで見えるようになった。
(出典:クロウリー『エンジン・サマー』)

・それがなければ涙で潰れて、彼女は盲目となってしまったかわからない。
(出典:杉本苑子『影の系譜 豊臣家崩壊』)

・俄か盲目のあのひとは手引きなしでは一歩も外へ出られないんですもの。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル2] 横溝正史 「本陣殺人事件」』)

・姉も自分もこの世を去っては、盲目の母を誰が養ってくれるであろう。
(出典:岡本綺堂『半七捕物帳』)

類語

失明(しつめい)
意味:視力を失うこと。盲目になること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

(もう)
意味: 目が見えないこと。目が見えない人。(出典:デジタル大辞泉)

盲唖(もうあ)
意味:目の見えないことと口のきけないこと。(出典:デジタル大辞泉)

盲人(もうじん)
意味:目の見えない人。盲者。(出典:デジタル大辞泉)

盲目の意味②「他のものが目に入らず、理性的な判断ができないこと。また、そのさま。」

「盲目」の二つ目の意味は「他のものが目に入らず、理性的な判断ができないこと。また、そのさま。」です。

理性を失い適切な判断ができずに、やみくもであるさまを意味します。よく耳にする「恋は盲目」は、恋をすると周りが見えなくなり常識的な判断が鈍ることを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・とてもじゃないけど、この年になって恋に盲目というわけにはいかない。 
(出典:森瑤子『恋愛関係』)

・恋に盲目になっていて、ほかのことには注意が及ばないという感じだった。
(出典:星新一『おみそれ社会』)

・何が初代の茶器を美しくさせているかについて、あまりにも盲目であった。
(出典:柳宗悦『工芸の道』)

・激情で盲目になった彼は、もう口で喧嘩をしている余裕がなくなった。
(出典:宮本百合子『日は輝けり』)

類語

耽溺(たんでき)
意味:一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。(出典:デジタル大辞泉)

忘我(ぼうが)
意味:熱中して我を忘れること。物事に心を奪われ、うっとりとなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

夢中(むちゅう)
意味:ある事をするのに熱中して我を忘れること。物事に心を集中すること。また、そのさま。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )

盲滅法(めくらめっぽう)
意味:見当をつけないで、やみくもに事をすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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