皺
「皺が寄る」などのように使う「皺」という言葉。
「皺」は、訓読みで「しわ」と読みます。
「皺」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「皺」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
皺の意味
「皺」には次の意味があります。
・皮膚や紙・布などの表面にできる細い筋目。(出典:デジタル大辞泉)
「皺」をわかりやすく言うと「皮膚や布のような滑らかな表面にできた、折り目や隆起のこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・努力してもその皺の数は減らせません。化粧品を塗る以外に手はないのです。
(出典:大川隆法『悟りの挑戦』上巻)
・やはりその大きな額には皺もなく、その滑らかな顔は子供のようだった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・その顔には極度の緊張が刻んだ深い皺がクッキリとあらわれていたのだ。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 24 宇宙の海賊島』)
・お前の皺の一つ一つは、私にとっては過去が奏でる一つの音楽である。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・なかなかの柄であって、われは彼の眉間の皺に不覚ながら威圧を感じた。
(出典:太宰治『逆行』)
類語
・折目(おりめ)
意味:紙・衣服などを折りたたむときにできる境目の筋。(出典:デジタル大辞泉)
・皮膚(ひふ)
意味:動物の体を覆い保護している組織。(出典:デジタル大辞泉)
・乾燥(かんそう)
意味:かわくこと。湿気や水分がなくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・小皺(こじわ)
意味:細かいしわ。(出典:デジタル大辞泉)
・年輪(ねんりん)
意味:多年にわたり積み重ねられてきた経験。(出典:デジタル大辞泉)