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皆目とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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皆目

「皆目見当がつかない」などのように使う「皆目」という言葉。

「皆目」は、音読みで「かいもく」と読みます。

「皆目」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「皆目」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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皆目の意味

「皆目」には次の意味があります。

1 あとに打消しの語を伴って、強く否定する気持ちを表す。まるっきり。全然。
(出典:デジタル大辞泉)

「皆目見当がつかない」「皆目わからない」のように、打消しの語と合わせて使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・本当に実現するかどうか、皆目見当すらつかなかった。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)

・ただ、文字の霊とはいかなる性質をもつものか、それが皆目判らない。
(出典:中島敦『文字禍』)

・自分の容態がどの程度のものかは、むろん、まだ彼には皆目わからなかった。
(出典:カフカ/谷友幸訳『アメリカ』)

・その途がどこに通じているか、目的地がどこかは、皆目知れないのだ。
(出典:アイリッシュ/砧一郎訳『暁の死線』)

皆目、やりかたをぞんじませぬので、いい音が出るはずはございませぬ。
(出典:シェイクスピア/福田恆存訳『ハムレット』)

・銭氏の今までの仕事について、皆目知識がないことを私は悔んだ。
(出典:岸田国士『北支物情』)

・だがそれが何なのか思い出せない以上、やはり皆目不明と言わざるを得ないのだった。
(出典:大迫純一『ゾアハンター 3 復讐のエムブリオ』)

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類語

少しも(すこしも)
意味:全然。まったく。(出典:デジタル大辞泉)

一切(いっさい)
意味:全く。一つも。(出典:精選版 日本国語大辞典)

全然(ぜんぜん)
意味:ちっとも。少しも。(出典:精選版 日本国語大辞典)

露も(つゆも)
意味:少しも。ちっとも。(出典:デジタル大辞泉)

丸切り(まるきり)
意味:全く。まるで。(出典:デジタル大辞泉)

からきし
意味:まるで。全然。(出典:デジタル大辞泉)

すっかり
意味:すべて。全部。(出典:精選版 日本国語大辞典)

掻暮(かいくれ)
意味:まるっきり。さっぱり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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