発覚
「事件が発覚する」などのように使う「発覚」という言葉。
「発覚」は、音読みで「はっかく」と読みます。
「発覚」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「発覚」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
発覚の意味
「発覚」には次の意味があります。
・隠していた悪事・陰謀などが明るみに出ること。(出典:デジタル大辞泉)
「発覚」という言葉をわかりやすく言うと、「ばれる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・警備兵のやられたことが発覚するまでには、ほんの数分しかかかるまい。
(出典:ハミルトン『さすらいのスターウルフ』)
・なにか重大なトラブルが発覚して連絡を必要としているのかもしれない。
(出典:山崎マキコ『ためらいもイエス』)
・無断侵入が発覚したときに私たちが犯人だとすぐに分かってしまいます。
(出典:高橋克彦『偶人館の殺人』)
・つまり事件がすべて終結した時点で発覚し、捜査が開始されたのである。
(出典:上野正彦『死体は語る』)
・言いかえれば、殺人が発覚したあとで知るようなことだったのでしょう。
(出典:クイーン/石川年訳『フランス・デパート殺人事件』)
類語
・露見(ろけん)
意味:秘密や悪事など隠していたことが表に現れること。(出典:デジタル大辞泉)
・露呈(ろてい)
意味:隠れていた事柄が表面に現れ出ること。また、さらけ出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・足が付く(あしがつく)
意味:犯人の身元や逃亡者の行方がわかる。犯罪事実が明らかになる。(出典:デジタル大辞泉)
・馬脚をあらわす(ばきゃくをあらわす)
意味:隠していたことがあらわれる。(出典:デジタル大辞泉)
・尻尾を出す(しっぽをだす)
意味:隠していたことやごまかしが露見する。ぼろを出す。(出典:デジタル大辞泉)