発表
「論文を発表する」などのように使う「発表」という言葉。
「発表」は、音読みで「はっぴょう」と読みます。
「発表」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「発表」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
発表の意味
「発表」には次の意味があります。
・世間一般に知らせること。表向きに知らせること。また、その知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
上記の意味の如く、多くの人々に知らせて明らかにすることをさす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・政治家にとって最も必要なことは、発言であり、意見の発表であります。
(出典:浅沼稲次郎『浅沼稲次郎の三つの代表的演説』)
・やっともう心配はないと医者が発表した時には、人々は大喜びをした。
(出典:ルブラン・モーリス『奇巌城』)
・彼女ももはや二十五を過ぎますからこれからは発表させるつもりです。
(出典:倉田百三『青春の息の痕』)
・なにか知っていることがあっても、それを発表することができないんです。
(出典:フリーマン・リチャード オースティン『予謀殺人』)
・しかし彼等の仲間同志には、この秘密が輪に輪をかけて発表されている。
(出典:夢野久作『東京人の堕落時代』)
類語
・公表(こうひょう)
意味:おおやけにすること。ひろく世間に発表すること。公示。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・披露(ひろう)
意味:広く人に知らせること。世間一般に発表すること。(出典:デジタル大辞泉)
・公開(こうかい)
意味:広く一般の公衆に開放すること。多くの人に、入場、出席、傍聴、観覧、使用などを許すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・露呈(ろてい)
意味:隠れていた事柄が表面に現れ出ること。また、さらけ出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・白日の下に晒す(はくじつのもとにさらす)
意味:隠されていた物事を世間に公開する。(出典:デジタル大辞泉)