畳み掛ける
「畳み掛けるように質問をする」などのように使う「畳み掛ける」という言葉。
「畳み掛ける」は、訓読みで「たたみかける」と読みます。
「畳み掛ける」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「畳み掛ける」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
畳み掛けるの意味
「畳み掛ける」には次の意味があります。
・ 相手に余裕を与えないように、立て続けに行う。(出典:デジタル大辞泉)
「畳み掛けるように質問する」であれば、「相手に考える時間を与えずに、立て続けに質問する」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そんな少女に答える間を与えず、友人らはまるで畳み掛けるように続ける。
(出典:高橋弥七郎『灼眼のシャナ 0(短編)』)
・わずかな時間で信じられないことが畳み掛けてきた。
(出典:白瀬修『おと×まほ 第1巻』)
・敵は長い髪をなびかせ、鈍重な獲物を追い詰めるように畳み掛けてくる。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel TrueEnd -春に帰る』)
・こんなふうに畳み掛けるように、臭い台詞を吐ける奴だとは知らなかった。
(出典:恩田陸『夜のピクニック』)
・返事をしないでいると畳み掛けるように柏木は言った。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
類語
・立て続け(たてつづけ)
意味:同じことや似たことが間を置かずに続けて行われること。(出典:デジタル大辞泉)
・相次いで(あいついで)
意味:あとに続いて。(出典:デジタル大辞泉)
・続け様(つづけざま)
意味:物事が次々と起こること。(出典:デジタル大辞泉)
・じゃんじゃん
意味:物事が盛んな勢いでたてつづけに行われるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・矢継ぎ早(やつぎばや)
意味:続けざまに早く行うこと。(出典:デジタル大辞泉)