画期的
「画期的な作品」などのように使う「画期的」という言葉。
「画期的」は、音読みで「かっきてき」と読みます。
「画期的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「画期的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
画期的の意味
「画期的」には次の意味があります。
・これまでとは時代をくぎるほど目覚ましいさま。新しい時代をひらくさま。エポックメーキング。(出典:デジタル大辞泉)
「画期的」を分かりやすく言うと「これまでにない斬新な様子」のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その意味でも女にとって画期的な時代に入っているのではないだろうか。
(出典:宮本百合子『若い娘の倫理』)
・それと同時に、軍事力の面で日本が画期的なことをやって見せるんです。
(出典:半村良『闇の中の系図』)
・彼の全生体情報が分析され、画期的な治療法が既に完成されつつあります。
(出典:鈴木光司『バースデイ』)
・私のような年代の者にとって、画期的な思い出のひとつは終戦である。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌』)
・そのことは実に日本文学史の上から見れば、画期的な大事件だったのである。
(出典:風巻景次郎『中世の文学伝統』)
・当時としてもサンタクロースの扱いとしては画期的なものだったと思う。
(出典:稲垣美晴『サンタクロースの秘密』)
・三浦や阿川のときとは違った意味で、これはまた画期的な事件であった。
(出典:安岡章太郎『良友・悪友』)
類語
・革命的(かくめいてき)
意味:変化が非常に激しいさま。また、大きな変化をもたらすさま。(出典:デジタル大辞泉)
・特異(とくい)
意味:特別に他とちがっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・新鮮(しんせん)
意味:物事に今までにない新しさが感じられるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・先進(的)(せんしん(てき))
意味:発展の段階、進歩の程度が他より進んでいること。(出典:デジタル大辞泉)
・歴史的(れきしてき)
意味:歴史上、特記されるべき重要な意味のあるさま。(出典:デジタル大辞泉)