生涯
「生涯をささげた」などのように使う「生涯」という言葉。
「生涯」は、音読みで「しょうがい」と読みます。
「生涯」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「生涯」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
生涯の意味
「生涯」には次の意味があります。
・この世に生きている間。一生の間。終生。(出典:デジタル大辞泉)
生まれてから死ぬまでの期間を表します。
また、名詞としてではなく「生涯忘れない」等のように期間を表す副詞としても使用されます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼の顔には、長い生涯を経た後にもなお感じ得るだけの驚きが浮かんだ。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・常識の一種からすれば四〇歳はたしかに生涯の一つの自然な転期である。
(出典:戸坂潤『友情に関係あるエッセイ』)
・彼がこの小さな町に自分のそばに生涯とどまってるだろうと思っていた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・彼は父親のように一生涯真理を求めることに満足する人間ではなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・彼女はわが船長の生涯において、いかなる役割りを演じたのであろうか。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『世界怪談名作集』)
類語
・半生(はんせい)
意味:一生の半分。また、ある時まで送ってきた生涯。今までの人生。(出典:デジタル大辞泉)
・人生(じんせい)
意味:人の、この世に生きている間。(出典:デジタル大辞泉)
・一生(いっしょう)
意味: 生まれてから死ぬまでの間。(出典:デジタル大辞泉)
・一代(いちだい)
意味:一生涯。生まれてから死ぬまで。(出典:デジタル大辞泉)
・畢生(ひっせい)
意味:一生を終わるまでの期間。(出典:デジタル大辞泉)