生業
「音楽を生業にする」などのように使う「生業」という言葉。
「生業」は、訓読みで「なりわい」と読みます。
「生業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「生業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
生業の意味
「生業」には次の意味があります。
・生活を営むための仕事。(出典:デジタル大辞泉)
「生業」をわかりやすく言うと、「生計を立てることを目的として、収入を得ている仕事」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今は小説書きを生業としているが、子どもの頃は化学に興味を持っていた。
(出典:阿刀田高『まじめ半分』)
・さて、右のような偶然のことから、彼はおのれの生業をついに発見した。
(出典:山田風太郎『伊賀の聴恋器』)
・アメリカ各地の情報を現地で収集し、情報屋に売るのを生業としている。
(出典:成田良悟『baccano! 1931 特急編 The Grand Punk Railroad』)
・かれは冒険としてのカヌーの川下りを生業としているわけではない。
(出典:山際淳司『ニューヨークは笑わない』)
・魚とりを生業とする人は別だが、それ以外の人は、プレイとして魚をとる。
(出典:開高健『私の釣魚大全』)
類語
・職業(しょくぎょう)
意味:生計を維持するために、人が日常従事する仕事。(出典:デジタル大辞泉)
・稼業(かぎょう)
意味:生計をたてるための職業。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・商売(しょうばい)
意味:生活の基盤になっている仕事。(出典:デジタル大辞泉)
・仕事(しごと)
意味:生計を立てる手段として従事する事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・本業(ほんぎょう)
意味:本来の職業。(出典:デジタル大辞泉)