生家
「生家へ帰る」などのように使う「生家」という言葉。
「生家」は、音読みで「せいか」と読みます。
「生家」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「生家」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
生家の意味
「生家」には次の意味があります。
・ その人の生まれた家。また、実家。(出典:デジタル大辞泉)
旦那の家に嫁入りした女性や、養子などが自分が生まれた家を指すときに使われます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして彼女の生家のある村は、同時に私の亡き母の実家のある村である。
(出典:伊丹万作『わが妻の記』)
・彼にとって不幸なことに郷里の生家から送金が来たばかりのときだった。
(出典:森村誠一『魔少年』)
・キティーが、自分の生家でやっているこの新方法を輸入したのであった。
(出典:トルストイ/中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(下)』)
・彼の生家は田舎の旧家で、兄が三人おり、下には母の違う妹が一人居る。
(出典:坂口安吾『淪落の青春』)
・結婚して、彼の生家に来た時、家の中はどこか荒れた感じが漂っていた。
(出典:坂東眞砂子『葛橋』)
類語
・実家(じっか)
意味:自分の生まれた家。(出典:デジタル大辞泉)
・里(さと)
意味:妻や奉公人などの生家。(出典:デジタル大辞泉)
・親元(おやもと)
意味:親の所。(出典:デジタル大辞泉)
・故郷(こきょう)
意味:生まれ育った土地。(出典:デジタル大辞泉)
・産土(うぶすな)
意味:その人の生まれた土地。(出典:デジタル大辞泉)