生き様
「私の生き様」などのように使う「生き様」という言葉。
「生き様」は、訓読みで「いきざま」と読みます。
「生き様」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「生き様」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
生き様の意味
「生き様」には次の意味があります。
・その人が生きていく態度・ありさま。(出典:デジタル大辞泉)
「死に様」から連想されて生まれたとされる言葉です。
そのため「生き方」という言葉よりも「死ぬまでの様子」というように終わりを前提にした表現として用いられます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・結局ある人間の生き様を象徴的に集約するようなエピソードとシーン。
(出典:玉木正之『不思議の国の野球 チェンジアップを16球』)
・その生き様をさらにパーフェクトなものとするために、俺は決心した。
(出典:滝本竜彦『NHKにようこそ!』)
・だから私はただ自分の生き様を繰り返し示していく以外にないと悟っていました。
(出典:石原慎太郎『遭難者』)
・どちらにしろそれは、フィクションの時代の子供らしい生き様であった。
(出典:桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』)
・それにしても、いくら負けてもくじけないあの生き様は美しいと思う。
(出典:沖田雅『先輩とぼく 00』)
類語
・生き方(いきかた)
意味:生活の方法。人生に対する態度。(出典:デジタル大辞泉)
・死に様(しにざま)
意味:死ぬときのようす。また、死んだようす。(出典:デジタル大辞泉)
・歩み(あゆみ)
意味:物事の進行、または進歩発達の過程。(出典:デジタル大辞泉)
・足跡(そくせき)
意味: 仕事のうえでの成果。業績。(出典:デジタル大辞泉)
・成り立ち(なりたち)
意味:あるものができ上がること。また、でき上がるまでの過程や事情。(出典:デジタル大辞泉)