甚だしい
「勘違いも甚だしい」などのように使う「甚だしい」という言葉。
「甚だしい」は、訓読みで「はなはだしい」と読みます。
「甚だしい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「甚だしい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
甚だしいの意味
「甚だしい」には次の意味があります。
・程度が普通の状態をはるかにこえている。 (出典:大辞林 第三版)
「甚だしい」は、何かが並はずれた状態であることを言いますが、良い意味では使いません。
「非常識も甚だしい」や「甚だしい被害」などのように悪い意味で使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・少ないのはいいが、それを心得ずして俳優を志すことは無謀も甚だしい。
(出典:岸田国士『対話させる術』)
・おそらく今度と同じか、むしろもっと甚だしい災害に襲われそうである。
(出典:寺田寅彦『鑢屑』)
・そのいちばん甚だしいのが、建築及びその集合体たる都市のチャチ性だ。
(出典:山田風太郎『死言状』)
・ わたしのような地位にある男にとっては信用にかかわること甚だしい。
(出典:クリスティ/赤冬子訳『茶色の服を着た男』)
・さうして、これら三兄弟の性格の関係自体がまた甚だしく日本的だ。
(出典:坂口安吾『長篇小説時評』)
類語
・非常(ひじょう)
意味:程度がはなはだしいさま。一通りでないさま。並たいていでないさま。 (出典:大辞林 第三版)
・遥か(はるか)
意味:違いのはなはだしいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・物凄い(ものすごい)
意味:並の程度をはるかに超えている。はなはだしい。(出典:デジタル大辞泉)
・極めて(きわめて)
意味:程度がはなはだしいさま。この上なく。非常に。(出典:デジタル大辞泉)
・甚大(じんだい)
意味:程度のきわめて大きいさま。(出典:デジタル大辞泉)