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甘んずるとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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甘んずる

「現状に甘んずる」などのように使う「甘んずる」という言葉。

「甘んずる」は、訓読みで「あまんずる」と読みます。

「甘んずる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「甘んずる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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甘んずるの意味

「甘んずる」には次の意味があります。

与えられたものが不十分であっても、それを受け入れる。(出典:大辞林 第三版)

「甘んずる」は「あまみする」が転じた言葉で、不満がありながらも仕方なく受け入れる、というような意味で使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・われわれがこれ以上やつらの帝国の植民地として甘んずべき理由があるのか?
(出典:宇宙英雄ローダン・シリーズ『09 死にゆく太陽の惑星』)

・彼らはそういう受身の立揚に甘んずることを決して潔しとしないだろう。
(出典:ホーガン『ガニメデの優しい巨人』)

・民衆は伝統に甘んじているのではなくて、経済生活上甘んぜざるを得ないのだ。 真に甘んじ得る伝統ならば、伝統精神とか伝統主義とかいって騒がなくても、間違いなく保存されるものなのだ。
(出典:戸坂潤『世界の一環としての日本』)

・謹厳なる君は僕のように、一妻多夫に甘んずるものを軽蔑せずにはいられないであろう。
(出典:芥川竜之介『第四の夫から』)

・最初から日かげの身に甘んずるような、身許のしっかりした女性がいるのだろうか。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)

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類語

忍ぶ(しのぶ)
意味:つらいことをがまんする。じっとこらえる。耐える。(出典:デジタル大辞泉)

諦める(あきらめる)
意味:もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。(出典:デジタル大辞泉)

辛抱(しんぼう)
意味:つらいことや苦しいことをがまんすること。(出典:デジタル大辞泉)

不本意(ふほんい)
意味:自分の本当の気持ちと違うこと。(出典:大辞林 第三版)

黙認(もくにん)
意味:暗黙のうちに認め許すこと。(出典:デジタル大辞泉)

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