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理想とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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理想

「理想の研究室で働く」などのように使う「理想」という言葉。

「理想」は、音読みで「りそう」と読みます。

「理想」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「理想」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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理想の意味

「理想」には次の二つの意味があります。

1 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。
2 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

理想の意味①「人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。」

「理想」の一つ目の意味は「人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。」です。

この意味では、「将来こうなりたい」などの心のうちからのぞむ願望。そうあるべきだと思う最高の状態のことを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・このことは小欲こそ理想へ向けての歩一歩であることを示すものです。
(出典:岡本かの子『仏教人生読本』)

・採択の自由をもつてゐるといふことは一つのそこに理想がなければならない。
(出典:岸田国士『対話』)

・もっとも世の中で理想の女房、あるいは夫というようなものはない。
(出典:日本経済新聞社『私の履歴書』)

・心というものも、その中の一員であって、常によろこびを理想としている。
(出典:北大路魯山人『味を知るもの鮮し』)

類語

希望(きぼう)
意味:将来に対する期待。(出典:デジタル大辞泉)

大望(たいもう)
意味:大きな望み。(出典:デジタル大辞泉)

憧憬(どうけい)
意味:あこがれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

野望(やぼう)
意味:分不相応な望み。(出典:デジタル大辞泉)

理想の意味②「理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。」

「理想」の二つ目の意味は「理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。」です。

この意味では、感情かつ理性に考えた最高の状態のことを指します。「完全」に近い目標や状態のことです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その中で一番よい手の形をとり、それを私の理想の手に描き直しました。
(出典:上村松園『画筆に生きる五十年』)

・この本はわれわれに新理想を与え、新希望を与えてくれる本であります。
(出典:内村鑑三『後世への最大遺物』)

・或いは少なくとも、夫を以て一定の科学の理想的な方法だと考えたがる。
(出典:戸坂潤『現代哲学講話』)

・但人通りが少ないので、此街道は自動車には理想的な道路と云ってよい。
(出典:徳冨蘆花『みみずのたはこと』)

類語

ゴール
意味:努力などの目標点。(出典:デジタル大辞泉)

目標(もくひょう)
意味:ある物事をなし遂げたり、ある地点まで行きついたりするための目印。(出典:精選版 日本国語大辞典)

嫁鏡(よめかがみ)
意味:嫁の模範となるべきもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)

模範(もはん)
意味:見習うべき手本。(出典:デジタル大辞泉)

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