物語
「物語を作る」などのように使う「物語」という言葉。
「物語」は、訓読みで「ものがたり」と読みます。
「物語」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「物語」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
物語の意味
「物語」には次の意味があります。
・ さまざまの事柄について話すこと。語り合うこと。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
事件や出来事などの一部始終について語ったり、その内容が書かれているものを意味します。
また、現在や過去だけでなく古くから語り伝えられている話なども指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・物語の作者は大勢の聴き手を前にしてその物語を自分で語った。
(出典:岸田国士『俳優倫理』)
・すでに乱れきった彼の心をさらにときめかすような物語だった。
(出典:有島武郎『星座』)
・ある昔の物語が教えてくれた注意深い警戒の念をもって、一歩一歩進んだ。
(出典:ポー・エドガー・アラン『落穴と振子』)
・我々が此物語を読むについて、も一つ考えてみなければならぬ事がある。
(出典:折口信夫『反省の文学源氏物語』)
・語りたく思ふのは一寸であるが、しかしこれは一つの長い物語でもある。
(出典:高田保『貸家を探す話』)
類語
・ストーリー
意味:物語。お話。また、事柄・事件の内容。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・伝承(でんしょう)
意味: 伝え聞くこと。人づてに聞くこと。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・叙事文(じょじぶん)
意味:叙事体で書かれた文章。歴史・記録・報告などの文章。(出典:デジタル大辞泉)
・話(はなし)
意味: はなすこと。語ること。談話すること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・説話(せつわ)
意味:話をすること。ものがたること。また、その話。(出典:デジタル大辞泉)