爆笑
「爆笑する」などのように使う「爆笑」という言葉。
「爆笑」は、音読みで「ばくしょう」と読みます。
「爆笑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「爆笑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
爆笑の意味
「爆笑」には次の意味があります。
・ 大勢の人がどっと笑うこと。また、その笑い。
[補説]一人または数人が大声でわっと笑うことの意でも用いられる。(出典:デジタル大辞泉)
本来「爆笑」は「大勢が笑うこと」を意味する言葉ですが、現代では意味が変化しており「一人で大笑いすること」という意味でも使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・誰かが爆笑するかと思ったが、会場は水を打ったように静まり返っていた。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター04 エイリアン黙示録』)
・緊張した空気に包まれていた多重一号の車内に、時ならぬ爆笑が起こった。
(出典:佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』)
・ただ単頭老師のお話の最中、何度も爆笑した記憶だけが残っているだけだ。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
・必死に堪える忍び笑いというのは、爆笑よりも始末に悪いものであって。
(出典:MASKMAN『ボヘミアンガラス・ストリート』)
・みんなそれを聞くと一瞬おいて大爆笑し、思い出したように私に聞いた。
(出典:角田光代『ピンク・バス』)
類語
・抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)
意味:腹をかかえてひっくり返るほど大笑いすること。(出典:大辞林 第三版)
・呵々大笑(かかたいしょう)
意味:からからと大声で笑うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・哄笑(こうしょう)
意味:大口をあけて笑うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・大笑い(おおわらい)
意味:大声を上げて笑うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・吹き出す(ふきだす)
意味:我慢できなくなって笑い出す。(出典:大辞林 第三版)