熟考
「熟考して答えをだす。」などのように使う「熟考」という言葉。
「熟考」は、音読みで「じゅっこう」と読みます。
「熟考」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「熟考」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
熟考の意味
「熟考」には次の意味があります。
・十分に考えること。よくよく思案すること。熟慮。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「熟考」をわかりやすく言うと、不足や不備などが無いよう、細かいところまでしっかりと深く考えるという意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女の口調にはどこか熟考のあとの決意の匂いがあった。
(出典:開高健『青い月曜日』)
・だが相手は三日にわたって熟考した末に、従来の決意は変わっていないと知らせてきた。
(出典:メルヴィル/柴田元幸訳『書写人バートルビー』)
・グリンメルスハウゼンは、たっぷり熟考の時間をとった後に口を開いた。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 3 千億の星、千億の光』)
・この件について熟考しましたが、満足のゆく結論は出ませんでした。
(出典:ポー/八木敏雄訳『ポオのSF 第1巻』)
・わたしは、目を落として熟考してから、次のように答えることに決めた。
(出典:ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』)
類語
・熟慮(じゅくりょ)
意味:よくよく考えること。十分に考えをめぐらすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・考慮(こうりょ)
意味:物事を、いろいろの要素を含めてよく考えること。(出典:デジタル大辞泉)
・思慮(しりょ)
意味:十分に考え思うこと。注意をはらって考え判断すること。おもんぱかり。考え。思考。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勘案(かんあん)
意味:種々の事情や物事を考え合わせること。考えめぐらすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・熟案(じゅくあん)
意味:よくよく思案すること。熟考。(出典:デジタル大辞泉)