照れくさい
「旧友と再会して照れくさい」などのように使う「照れくさい」という言葉。
「照れくさい」は、訓読みで「てれくさい」と読みます。
「照れくさい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「照れくさい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
照れくさいの意味
「照れくさい」には次の意味があります。
・きまりが悪い。気恥ずかしい。(出典:デジタル大辞泉)
「照れくさい」をわかりやすくいうと、恥ずかしくてソワソワするという意味になります。褒められて照れたときなどにも使われることのある言葉です。「照れ臭い」と表記されることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・言われた方も言った方も、少し照れくさい響きだ。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 8 いとしき歳月(後編)』)
・なんていうか、こんな風に感謝されるのが照れくさいのである。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔9〈双月の舞踏会〉』)
・門野久枝が涙の跡の残った目を上げると、照れくさそうに頭をかいた。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 5 〜栞子さんと繋がりの時〜』)
・八千代が黙って見上げていると男は多少照れくさげに視線をそらした。
(出典:平岩弓枝『黒い扇』)
・照れくささと懐かしさと、それに少しばかりの愛しさもあるかもしれない。
(出典:内田康夫『遺骨』)
類語
・面映ゆい(おもはゆい)
意味:きまりが悪い。てれくさい。(出典:デジタル大辞泉)
・気恥ずかしい(きはずかしい)
意味:なんとなく恥ずかしい。きまりが悪い。(出典:デジタル大辞泉)
・こそばゆい
意味:実力以上に評価されなどして、きまりがわるい。てれくさい。(出典:デジタル大辞泉)
・恥ずかしい(はずかしい)
意味:人目につきたくない思いである。気詰まりである。てれくさい。(出典:デジタル大辞泉)
・ばつが悪い(ばつがわるい)
意味:その場の調子が悪い。ぐあいが悪い。きまりが悪い。(出典:精選版 日本国語大辞典)