点検
「機械を点検する」などのように使う「点検」という言葉。
「点検」は、音読みで「てんけん」と読みます。
「点検」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「点検」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
点検の意味
「点検」には次の意味があります。
・悪い箇所や異常はないか、一つ一つ検査すること。(出典:デジタル大辞泉)
異常などがないか、一つ一つ詳しく検査することを言います。
「点」と「検」はどちらも「しらべる」という意味を持つ漢字です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・明日かその次の日からか、文書の点検を手伝うと約束してくれないか。
(出典:メルヴィル/柴田元幸訳『書写人バートルビー』)
・ピアノを点検しているところだった。
(出典:ダイン/瀬沼茂樹訳『カナリヤ殺人事件』)
・そしてまるで何かを点検するように僕をしばらく眺めまわしていた。
(出典:村上春樹『国境の南、太陽の西』)
・まずはナイフを点検し、刃こぼれや柄が緩くなっていないかを確認する。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料XIII Side ColorsIII』)
・これが五十種以上もある機械装置を全部点検しおわるまでつづけられる。
(出典:アーサー・C・クラーク『渇きの海』)
類語
・検査(けんさ)
意味:ある基準をもとに、異状の有無、適不適などを調べること。(出典:デジタル大辞泉)
・調査(ちょうさ)
意味:ある事柄を明確にするためにしらべること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・取り調べ(とりしらべ)
意味:捜査機関が、被疑者や参考人の出頭を求めて犯罪に関する事情を聴取すること。(出典: デジタル大辞泉 )
・チェック
意味:点検、調査、確認などをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・確認(かくにん)
意味:公の機関によって、特定の事実や法律関係の存否を判断、認定すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)