瀑布
「まるで瀑布のようだ」などのように使う「瀑布」という言葉。
「瀑布」は、音読みで「ばくふ」と読みます。
「瀑布」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「瀑布」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
瀑布の意味
「瀑布」には次の意味があります。
・ 高い所から白い布を垂らしたように、直下する水の流れ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「瀑布」をわかりやすく言うと、高いところから水が流れ落ちる「滝」のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まるで己の拳がいつか瀑布をも堰き止めると信じているかのようだった。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!3』)
・滝の音がしてきて、トンネルを出ると、眼の前が、瀑布になっていた。
(出典:西村京太郎『愛と悲しみの墓標』)
・やがて彼は瀑布の落下するような速度で、先頭の波が流れて来るのを認めた。
(出典:アレクサンドル・デュマ/横塚光雄訳『黒いチューリップ』)
・その波が瀑布のような勢いで襲いかかってくる前の、息を呑む瞬間であった。
(出典:松本清張『黒の回廊』)
・瀑布のすぐ近くまで近寄ると、榊は手を伸ばして滝の中に手を突っ込んだ。
(出典:井沢元彦『GEN 『源氏物語』秘録』)
類語
・飛泉(ひせん)
意味:高い所から勢いよく落ちる水。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・飛瀑(ひばく)
意味:高い所から落ちる滝。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・水簾(すいれん)
意味:滝の異称。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・垂水(たるみ)
意味:垂れ落ちる水。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・滝(たき)
意味:懸崖からほぼ垂直方向に落下する水の流れ。(出典:デジタル大辞泉)