激動
「激動の時代」などのように使う「激動」という言葉。
「激動」は、音読みで「げきどう」と読みます。
「激動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「激動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
激動の意味
「激動」には次の意味があります。
・はげしくゆれうごくこと。特に、状況・情勢などがめまぐるしく変化すること。(出典:デジタル大辞泉)
「激動」は「激動する情勢」等のように使い、期間や時代、状況を表す際にはなはだしく変化していく様を表します。
また、激しい騒動そのものも表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こんな場合に感情が激動しないおれの方がおかしいのだと、反省もした。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 中巻』)
・この激動のために二十五年の信仰深い眠りと静寂から目ざめたのだった。
(出典:モーパッサン/杉捷夫訳『シモンのパパ』)
・第二次世界大戦を挟んだ激動の時代については、いうまでもありません。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)
・時を越えてのSFとなると、どれもこれも激動の時代にねらいをつける。
(出典:広瀬正『マイナス・ゼロ』)
・戦後の四十数年が、それほど激動に満ちた時代であったこともまた事実である。
(出典:大石英司『B-1爆撃機を追え』)
類語
・混乱(こんらん)
意味:物事が入り乱れて秩序をなくすこと。いろいろなものが入りまじって、整理がつかなくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・不安(ふあん)
意味:気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・波乱(はらん)
意味:物事に、変化や曲折があること。また、もめごと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・興奮(こうふん)
意味: 感情が高ぶること。(出典:デジタル大辞泉)
・騒動(そうどう)
意味:多人数が騒ぎたてて秩序が乱れること。また、そのような事件や事態。(出典:デジタル大辞泉)