激励
「叱咤激励」などのように使う「激励」という言葉。
「激励」は、音読みで「げきれい」と読みます。
「激励」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「激励」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
激励の意味
「激励」には次の意味があります。
・はげまして、奮い立たせること。(出典:デジタル大辞泉)
「激励」をわかりやすく言うと、「相手を力づけようとはげまし、感情を奮い起こすこと」を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・佐藤師団長は退却を急がねばならないと思い、諸隊に激励の言葉を伝えた。
(出典:高木俊朗『抗 命 インパールII』)
・その友達から激励の手紙を貰つたので私は、そんなことを思ひ出して呟いだ。
(出典:牧野信一『悪筆』)
・話は、みんなが希望を失った中で、パウロが全員を激励する場面に移った。
(出典:三浦綾子『海嶺(下)』)
・彼等は高齢で軍事行動を共にできないから、義貞を激励に来たのであった。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)
・全員が激励をうけて会議が終了したのは九時過ぎであった。
(出典:鮎川哲也『戌神はなにを見たか』)
類語
・奨励(しょうれい)
意味:ある事柄を、よいこととして、それをするように人に強く勧めること。(出典:デジタル大辞泉)
・勧奨(かんしょう)
意味:そのことをするようすすめ励ますこと。(出典:デジタル大辞泉)
・煽動(せんどう)
意味:そそのかすこと。おだてたりあおりたてたりして、ある行動を起こすようにしむけること。アジテーション。教唆。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・声援(せいえん)
意味:声を出して、応援すること。(出典:デジタル大辞泉)
・策励(さくれい)
意味:《むち打ちはげます意から》大いにはげますこと。また、大いにはげむこと。(出典:デジタル大辞泉)