潜在意識
「潜在意識が働く」などのように使う「潜在意識」という言葉。
「潜在意識」は、音読みで「せんざいいしき」と読みます。
「潜在意識」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「潜在意識」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
潜在意識の意味
「潜在意識」には次の意味があります。
・精神分析などで、活動はしているが自覚されない意識。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、存在はしているものの、本人として、認識していない意識を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・潜在意識が、校舎とは逆の道を選ばせてしまったのかもしれないけれど。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 3 いばらの森』)
・すべての芸術にはそれぞれの国民の国民的潜在意識がにじみ出している。
(出典:寺田寅彦『映画芸術』)
・彼らは宣伝資本は潜在意識に投下しなければならないと考えたのである。
(出典:開高健『パニック・裸の王様』)
・それが潜在意識となって、眠っているあの人を支配しているにちがいない。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル7] 横溝正史 「夜歩く」』)
・しかし暗示は、潜在意識の中に保存されて、あとで実行されるわけです。
(出典:福永武彦『加田伶太郎全集』)
・そのときに夢に選ばれるのは、本人の潜在意識下で眠っている様々なものよ。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-20 夢姫』)
・意識にのぼらないものを隠しておくのに潜在意識はもってこいの場所だ。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 2 ステンレス・スチール・ラットの復讐』)
・自分が火星にいるのだということは潜在意識がはっきりと教えてくれていた。
(出典:バローズ『火星シリーズ1 火星のプリンセス』)