滞在
「外国に滞在する」などのように使う「滞在」という言葉。
「滞在」は、音読みで「たいざい」と読みます。
「滞在」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「滞在」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
滞在の意味
「滞在」には次の意味があります。
・よそに行って、ある期間そこにとどまること。(出典:デジタル大辞泉)
「滞在」は「どこかへ行って、とどまること」を意味するので、「自宅に滞在する」などのようには使いません。
「旅行中は〇〇に滞在」などのように使います。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わたくしはこの宿に滞在中の叔父が皇帝の都に構える屋敷で育ちました。
(出典:セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(下)』)
・仕事で、それもほんの短期間しかこの町に滞在できないのが残念だった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 13 惑星総督グライムズ』)
・出発するまえに彼女に会い、ぼくがこの島で滞在する場所を教えておいた。
(出典:片岡義男『頬よせてホノルル』)
・どうもこの学校ではあまり快適な滞在になりそうもないように思われるね。
(出典:原田義人『城』)
・ご承知のように、私たちマグニフィセント・ホテルに滞在しているです。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『情婦…クリスティ短編集』)
類語
・駐在(ちゅうざい)
意味:一定の場所に相当の期間とどまっていること。
(出典:デジタル大辞泉)
・在留(ざいりゅう)
意味:ある期間、ある土地にとどまって住むこと。
(出典:デジタル大辞泉)
・残存(ざんぞん)
意味:残りとどまること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)
・滞留(たいりゅう)
意味:旅先でしばらくとどまっていること。
(出典:デジタル大辞泉)
・ステイ(すてい)
意味:とどまること。
(出典:デジタル大辞泉)