清貧
「清貧を貫く」などのように使う「清貧」という言葉。
「清貧」は、音読みで「せいひん」と読みます。
「清貧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「清貧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
清貧の意味
「清貧」には次の意味があります。
・私欲をすてて行いが正しいために、貧しく生活が質素であること。 (出典: デジタル大辞泉)
無理に富を求めようとせず、貧しくても清く正しく生活することを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いわゆる一汁一菜ですが、その言葉のもつ清貧のイメージとは少々違うようにも思います。
(出典: 麻生佳花『尼は笑う』)
・彼らは清貧の美を味わっていたのである。
(出典: 柳宗悦『工芸の道』)
・しかしあの男は、案外清貧であったということだよ。
(出典: 星亮一『最後の幕臣 小栗上野介』)
・清貧であれば不幸せでもいいなんてのは、満たされた人間の綺麗事だよ!
(出典: 竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 6 罪滅ぼし編』)
・大方、清貧生活を送る僕がお昼ご飯なんて用意できていないとでも思っているんだろう
(出典: 井上堅二『バカとテストと召喚獣 3』)
類語
・貧苦 (ひんく)
意味: 貧しくて生活に苦しむこと。 (出典: 精選版 日本国語大辞典)
・赤貧 (せきひん)
意味: きわめて貧しくて、何も持っていないこと。 (出典: デジタル大辞泉)
・貧寒 (ひんかん)
意味: 貧乏でみすぼらしいこと。(出典: 精選版 日本国語大辞典)
・窮乏 (きゅうぼう)
意味: 金銭や物品が著しく不足して苦しむこと。(出典: デジタル大辞泉)
・不如意 (ふにょい)
意味: 経済的に苦しいこと。(出典: デジタル大辞泉)