清澄
「清澄な空気」などのように使う「清澄」という言葉。
「清澄」は、音読みで「せいちょう」と読みます。
「清澄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「清澄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
清澄の意味
「清澄」には次の意味があります。
・澄みきっていて清らかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「清澄」をわかりやすく言うと「濁りがなくキレイ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・焔の下は何だろうとよく見ると、そこには清澄な水が湛たたえられてあった。
(出典:海野十三『火葬国風景』)
・それにつれて二人の心はますます清澄なものにしずまって行くのであった。
(出典:金史良『光の中に』)
・その清澄な額とその快楽的な微笑とは、ある時には不思議な対照をなした。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・その橋の東の袂に、飯泉村を貫いて流れて出てくる清澄な小川があった。
(出典:佐藤垢石『想い出』)
・秋成の清澄の文章と内容とが合致して、得も云はれぬ神祕感に打たれた。
(出典:今井邦子『仏法僧』)
類語
・鮮明(せんめい)
意味:あざやかではっきりしているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・明瞭(めいりょう)
意味:はっきりしていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・クリア
意味:曇りがなく澄んでいるさま。明晰なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・清亮(せいりょう)
意味:音などが清らかで澄んでいること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・潔白(けっぱく)
意味:清潔でよごれのないこと。真っ白なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)