浮世離れ
「浮世離れした人」などのように使う「浮世離れ」という言葉。
「浮世離れ」は、訓読みで「うきよばなれ」と読みます。
「浮世離れ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「浮世離れ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
浮世離れの意味
「浮世離れ」には次の意味があります。
・俗世間のことに無関心なこと。また、考え方や生き方が世間一般の常識とかけ離れていること。(出典:デジタル大辞泉)
世の中のことに無関心だったり、言動などが常識からかけ離れていることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・どこか浮世離れした印象があり、普段は一人で物憂げに窓の外を眺めていることが多い。
(出典:平坂読『ラノベ部 第2巻』)
・子供はどこか浮世離れしていて、それこそ幽霊か何かのようだ。
(出典:奈須きのこ『月姫 白日の碧(シエル・トゥルーエンド)』)
・寄り合う人々はみんなまじめな浮世離れのした中年以上の学者ばかりである。
(出典:寺田寅彦『柿の種』)
・またも孔明が浮世離れの言をだしたということで、歓声や笑いが飛び交った。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
・ナバホ居留地を通過してホピ居留地に入ると、浮世離れの感はいっそう強まる。
(出典:足立倫行『妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる』)
・まるっきりの浮世離れとは言えないだろうけれど。
(出典:西尾維新『刀語(全12巻) 刀語 3 第三話 千刀・ツルギ』)
・浮世離れを気取っている割に、基本ミーハーなんだよな。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 4 偽物語(上)』)
・どこか浮世離れというか、ズレたオッサンだな。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第6巻』)