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浮上とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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浮上

「うわさが再浮上する」などのように使う「浮上」という言葉。

「浮上」は、音読みで「ふじょう」と読みます。

「浮上」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「浮上」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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浮上の意味

「浮上」には次の二つの意味があります。

1 水中から水面に浮かび上がること。
2 隠れていたものや目立たなかったものが表面に現れること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

浮上の意味①「水中から水面に浮かび上がること。」

「浮上」の一つ目の意味は「水中から水面に浮かび上がること。」です。

「潜水艦が浮上する」などのように、使われるのがこの意味です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・驚いて目を凝こらすと、何か白い物が、急速に浮上してくるのがわかった。
(出典:岩本隆雄『イーシャの舟』)

・耐えきれずに浮上しかかったとき、第二の衝撃が二人を底に押し戻す。
(出典:大藪春彦『戦いの肖像』)

・夕暮どきに浮上してみると、海が以前ほど荒れていないことが判明した。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集5-1 神殿』)

・艦は浮上しても、いつでも逃げられるように、エンジンは停止しなかった。
(出典:辺見じゅん『完本 男たちの大和(下)』)

類語

浮揚(ふよう)
意味:うかびあがること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

浮かび出る(うかびでる)
意味:水面に現れる。(出典:デジタル大辞泉)

浮かぶ(うかぶ)
意味:物が液体の表面や空中などに、底から離れて上がる(出典:デジタル大辞泉)

浮び上る(うかびあがる)
意味:水中・水底にあるものが水面に現れ出る。(出典:デジタル大辞泉)

浮上の意味②「隠れていたものや目立たなかったものが表面に現れること。」

「浮上」の二つ目の意味は「隠れていたものや目立たなかったものが表面に現れること。」です。

「犯人が浮上する」などのように、隠していた事実が浮き上がるときに使われることが多いですが、「成績が浮上する」のように成績が下位から上位に上がる場合にも使わることがあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ちょうどバローの名前が浮上するすこし前にヨーロッパ旅行に出ていた。
(出典:宇神幸男『神宿る手』)

・異性関係も調べたが、両者ともに特定の男性は浮上してこないままだ。
(出典:新津きよみ『訪問者』)

・ついで、並木の眼裏に山下公園を散歩する黒い服の一団が浮上してきた。
(出典:宇神幸男『消えたオーケストラ』)

・体内のどこかに記憶されていた知識、認識が、言葉となって浮上しているのか?
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 8 マシン増殖』)

類語

表面化(ひょうめんか)
意味:それまで知られなかった物事がおもてに現われること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

発見(はっけん)
意味:それまで人に知られていなかったもの、現象などをあらたに見つけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

表沙汰(おもてざた)
意味:内密にしたいことが世間に知れ渡ること。(出典:デジタル大辞泉)

顕在(けんざい)
意味:物事が、はっきりと現われて存在していること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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