浅慮
「浅慮な行動」などのように使う「浅慮」という言葉。
「浅慮」は、音読み読みで「せんりょ」と読みます。
「浅慮」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「浅慮」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
浅慮の意味
「浅慮」には次の意味があります。
・考えが浅いこと。あさはかな考え。(出典:デジタル大辞泉)
日常的にはあまり使うことはないかもしれませんが、ビジネスシーンではよく使われることがある言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・本当に浅慮な仕事をしてしまったと反省しています。
(出典:森絵都『風に舞いあがるビニールシート』)
・彼はいつも、自分の手にしている事件に対してあまり深謀すぎたり浅慮すぎたりしてしくじるのだ。
(出典:佐々木直次郎『盗まれた手紙』)
・その策は必ずしも無謀浅慮ではなかった。
(出典:内田魯庵『四十年前』)
・彼らの野心は短見浅慮で、直接の利益と再選との範囲を出でなかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・園は今夜の浅慮を悔いるような気にもなった。
(出典:有島武郎『星座』)
類語
・短慮(たんりょ)
意味:考えがあさはかなこと。思慮の足りないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・浅薄(せんぱく)
意味:考えや知識が浅く行き届いていないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・短絡的(たんてくてき)
意味:物事の本質や筋道を深く考えずに、原因と結果などを性急に結びつけてしまうさま。(出典:デジタル大辞泉)
・軽率(けいそつ)
意味:物事を深く考えずに軽々しく行うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・軽薄(けいはく)
意味:言葉や態度が軽々しくて、思慮の深さや誠実さが感じられないこと。(出典:デジタル大辞泉)