浄化
「心を浄化する」などのように使う「浄化」という言葉。
「浄化」は、音読みで「じょうか」と読みます。
「浄化」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「浄化」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
浄化の意味
「浄化」には次の意味があります。
・きれいにすること。清浄にすること。(出典:デジタル大辞泉)
汚れや悪を取り除く、また空気だけでなく心や身体を清めるといった意味でも使われます。心にある悪を追い払うことで運気がアップすることを期待する意味も込められています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・不思議なものでお経を上げていると心が浄化されていくような気がする。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
・ガリオンはふたたび他のなにかと一体になったような浄化作用を感じた。
(出典:エディングス『マロリオン物語10 宿命の戦い』)
・ユルスナールのいうように、火はここでは浄化の炎のように感じられる。
(出典:村松剛『三島由紀夫の世界』)
・どうやって、浄化していいのか、正式な継承けいしょうではないので、わからない。
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
・ぶつかる痛みの中に浄化も得て、明日に希望を繋いでゆくことができる。
(出典:福井晴敏『川の深さは』)
類語
・洗い濯ぎ(あらいすすぎ)
意味:洗ってすすぐこと。(出典:デジタル大辞泉)
・洗滌(せんでき)
意味:洗いそそぐこと。洗い清めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・清め(きよめ)
意味:よごれを除き、清浄にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・洗浄(せんじょう)
意味:洗いきよめること。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・純化(じゅんか)
意味:まじりけを除いて純粋にすること。また、邪心などをなくすこと。(出典:デジタル大辞泉)